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ずぼら主婦のハッピーライフ🍀

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【先天性巨大色素性母斑】おわりの日

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レーザー治療は手術と違って、治療後の回復は早いと思います。

本当にひどいのは3、4日。その後はぐんぐん回復していきます。

手術だったらもっと辛いんでしょうけど、それでも2ヶ月毎の治療は

本人とっても家族にとっても辛いものでした。

精神的にも金銭的にも。

それでもどんどん大きくなる子供に合わせて大きくなるアザ。

休む事は選択肢にはありませんでした。

 

治療は6年間続きました。

アザはかなり薄いグレーになり、あの【牛の病気⁉】って思ったほどのインパクトはなくなりつつありました。

そして心配だったいじめについても、小さい田舎に地域に住んでいたおかげもあって

みんな普通に接してくれます。小さい頃から一緒に過ごしているので『アザがある』という事が特別な事でないようにみえました。

それでも小学生にあがるようになると、多少はひやかされたりもしたようですが。

私自身も初めの頃は『うちの子をいじめるような子がいたら私が殺してやる。』と真剣に思っていましたが、

この頃には『どうかいじめられても、それに負けない強さを子供自身で身に付けてほしい。』と思うようになりました。

乗り越えるべきは本人であり、私は間違っても【排除】してはいけないと。

ただただ全て投げ出してしまわないように願うばかりでした。

 

ある治療の前々日の事です。

今まで風邪もひかなかったのが奇跡な位でしたが、とうとう熱を出したのです。

咳もひどく鼻水も。こんな状態では全身麻酔はかけられません。

病院に電話して、とりあえずキャンセルにしてもらいました。

 

次の予約を入れようにもこの時半年先までどころか、8ヶ月先までびっしりと予約がつまっているようでした。

すると翔がこう言うのです。

『ママ。もう治療しなくていいよ。』

小学2年生。そろそろ言葉に重みがでてくる歳になりました。

とはいえ、まだまだ子供。しかし聞く耳持たず…という事だけはしたくありませんでした。

『でもさ、アザ消えないよ?いじめられたりするかもしれないよ?大きくなってからじゃ治療するの大変なんだよ?』

『うん。いいよ。消えなくて。』

あの同じアザを持つ先生の言葉を思い出していました。

【そんなにしてくれなくてよかったのに】

 

翔は幸い顔や手足には大きなアザはなく、他の子と比べれば

たくさんホクロがあるというような感じでした。

治療に通っていた病院の先生も、顔にアザがある子は必死に治療しにくるけど

そうじゃない場合はあまり深刻にはならない。と。

他人から見られる部分が目立たなければ、本人は親が心配するほど気にしないものなのかもしれません。

 

私は前夫、そして義両親に相談して【治療しない】という事に落ち着きました。

心配していたイジメも、深刻な事はなかったようで無事高校を卒業。

将来的に若干不安はありますが、人手不足だとされている大工を希望して建設会社に入社。

今はひとりで現場を任されるまで成長しました。

 

時々『本当に治療しなくて後悔していない?』と訊きたくなります。

ですが、子供の頃と変わらない笑顔でそして少し照れくさそうにしている翔をみて、

親や祖父母ががんばってきた姿はちゃんと見ていてくれたと信じています。

そして治療には終わりが来ましたが、翔には終わりが来る事はないのはずっと忘れずにいたいと思います。

 

 

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子供たちはすっかり大きくなりましたが、私の記憶はこの夏が最後です。

3人共、へんにいじけることなく素直に育ってくれて本当によかったなぁと思います。

 

どうかみんな誰よりもしあわせになって下さい。